■これからホームページを作る予定のフリーランス・個人事業主や起業家の人
■普段、文章を書く時に、あまり考えずに言葉を選んでいる人
ホームページを作るとき。
発信するとき。
お客様に説明するとき。
「言葉」ひとつひとつ、こだわって選んで使っていますか?
もし、あまり何も考えずに言葉を書き連ねているなら・・・ほんのちょっと見直すだけで、成果が大きく変わる可能性があります。
似たような言葉でも、相手の立場によって受け取り方は変わるんです。
このブログでは、私のクライアントさんAさんを例に、
相手に一番伝わる言葉選びのポイント
をお伝えします。
言葉選びの大切さを紹介します。
専門家の言葉は伝わりません。
先生というお仕事をしている方、専門性の高いお仕事の方は、ご自身が普通に使っている言葉を選んでも、一般の方にはなかなか伝わらないってことがよくあります。
たとえば、私なんかだと「Webサイト」というのは、デザイナーの中では常用語なのですが、お客様にその言葉を使ったときに「え?なにそれ?」と質問いただいた経験があります。
パンの先生なんかだと「発酵」という言葉は、一般常識くらいに使われると思いますが、パンづくりしたことない方にとっては、全くなじみがなく、ほぼ伝わりません。
それくらい、言葉というのは、かなり意識して分かりやすく表現しないと、伝わっていないことがよくあるのです。
なぜ伝わらない?
専門家の言葉が伝わらない理由は、とっても単純で、相手が専門家じゃないからです!自分が使っている言葉が、相手も使っている言葉とは限らないし、もし、使っていたとしても、同じ意味で使っているとは限らないということです。
Aさんの例
ここで、私のクライアントさんAさんの事例を紹介します。
Aさんは健康に関する専門家の方。様々な場所へ出向いてセミナーをしたり、お客様とマンツーマンで提案をなさっています。
ホームページを組み立てるためのセッションで、
・どうやったら個性が伝わるか
・何をメインに伝えようか
一緒に色々と考えていた時です。Aさんが使っている「言葉づかい」がバラバラであることに気が付いたんです。
具体的に言うと、ブログ、インスタ、ホームページの中で
■専門家から学ぶ〇〇学
■専門家が伝える〇〇学
■専門家に教わる〇〇学
ということばが出てきていました。
どうでしょうか?全部一緒じゃん、と感じますか?
似ているけれど違う
これらの言葉、似たような言葉なのですが、微妙なイメージ、ニュアンスが違います。自分と相手、どちらに主体があるか?という点でも異なります。
そこで、この3つの中で、ご自身サービス内容にしっくりくる言葉はどれか、Aさんに確認してみました。
すると、Aさんは迷わず「学ぶ」と答えてくださいました。
学ぶ、とは自分自身の成長を含む言葉。
伝える、とは、情報伝達という意味で使っていた。
教わる、とは、受動的なイメージがある。
だから「学ぶ」がフィットする、ということでした。
Aさんの場合は、「学ぶ」が正解だったのですが、どの言葉がしっくり当てはまるかは、ご自身のお仕事内容や、お客様によって違ってきます。
お客様のタイプや、教室の内容によっては「伝える」が正解の場合もありますよね。
適当に言葉選びをするのではなく、受け取る人のイメージ、その言葉の持つ意味にもこだわって、考え、見直してみて欲しいのです。
言葉を見直すときのポイント
Aさんご自身は、バラバラなことばを使っていることを、自分では気が付いていなかった、とおっしゃっていました。
おそらく、自分で作ったものって、なかなかそういった「小さな表現」まで気が付くのは難しいですね。
そこで、いとうさちがオススメの、ご自身で文章を見直すときのポイントを紹介します。
■書いた文章は、すぐに公開しないで、一晩おく。
翌日になると、まっさらな気持ちで読むことが出来るので、違和感に気付きやすくなります。
■普段と違った環境、普段と違うパソコンやスマホから見てみる。
書いた環境と、読む環境を変えてみるのも、ひとつのいい方法です。
■パソコンから3m離れてみる
距離をとり、視覚的に入ってくる情報を変えると、客観性が増し、自分の文章のおかしなポイントに気付きやすくなります。
こうった工夫をしながら、客観的な目を強制的に作ってくださいませ!
わたしがこだわっている言葉遣い
ちなみに、私もひとつ、こだわっている言葉遣いがあるので紹介しておきます!
それは「先生と呼ばないで欲しい」ということ。
ホームページ講座などを開講していると「さち先生」と呼んでくださることがよくありますが、私は、訂正をお願いしているんです💦
なぜかというと、私とクライアントさんの関係は「パートナー」だから。
一方的に伝える関係ではなく、双方向にコミュニケーションをとって、お客様と一緒に更に先に一緒に行くという考え方をしています。
私が上でもない、かといって、お客様が上でもない。
同じ立場で一緒に考えてこそ、お客様のことをもっと理解できると思っているんです!
だから、さち先生ではなく、さちさん!覚えておいてください(笑)(笑)余談でした~
こういったひとつひとつの「自分なりのこだわり」の積み重ねが、結果として「わたしらしさ」を作っていくんだと思います。
伝わる文章を書きたければ
■言葉は適当に選ばない
■セルフチェックをする場合には、自分で気付ける工夫をする
■書いた文章は、すぐに公開しないで、一晩おく。
■普段と違った環境、普段と違うパソコンやスマホから見てみる。
■パソコンから3m離れてみる
あなたらしいお仕事、いつも応援しています♪