いとうさちです。
私は、「教育」「育成」、
言い換えると、「講師と呼ばれる職業」に強い想い入れを持っています。

少しだけ個人的なお話になるのですが、聞いていただけますか?
バレエの先生との出会いが、私の原点
私は子どもの頃、クラシックバレエを習っていました。
もちろん、夢は「バレリーナ」
私のバレエの先生が、本当に素敵な先生で、その先生への憧れが大きかったです。
私が通っていた教室は、田舎の山の上の坂をずーーーーーっと登ったところにある、小さな小さなスタジオでした。
そんな通いにくい場所でしたが、教室はめちゃくちゃ人気で、小さな子から大きなお姉さんまで・・・
ぎゅうぎゅう。
人数が多いので、レッスンはいつも延長。
時間通りに始まったことはないし、おわったこともありません(笑)
先生は、時計なんて見ていませんでした。
見ているのは、生徒さんだけ。
情熱溢れ、厳しく、愛ある先生だったんです。
そんな先生に、ある日、私は、将来の相談をしました。
私は幼かったので、将来と言っても、そんなに重く考えていなくて、なんとなく・・という感じでした。
そのときに、返ってきたお返事が。。。
びっくりたまげたんですが、先生は、便箋4枚にわたり、バレエ業界の楽しさと厳しさ、酸いも甘いも、本当のことを全部、伝えてくださったのです。
私は、単なるイチ生徒です。
生徒さんがぎゅうぎゅうにいるその中で、ご自身も超お忙しい中で、こんな私の人生に向き合ってくださったのです。
この瞬間から、先生は、間違いなく、私の「人生の恩師」となりました。
情熱を持つ講師との出会い、そして今の仕事へ
いつも先生を見ていました。
先生が新しく出来た東京のバレエ団へ行ってしまっても、
海外に行ってしまっても、いつもいつも、活動を拝見し、
時には、田舎から東京に出てきて、舞台をこっそり見に行ったりしていました。
先生の踊りが大好きでした。
ですが、先生には、バレエ以上に、生き方を教えていただいたんです。
今でも、先生とは、私の人生の転機を報告している関係です。
私にとって「先生」とは、そんな存在です。
人生を変えてくれた、生き方を教えてくれた、恩師。
先生ご自身が情熱的に生きている。
そして、生徒にもしっかり向き合ってくださる。
そんな先生だったから、あのお教室は、いつでも満席、ぎゅうぎゅうだったんですよね。
そして、その後、アラフォーになって、不思議なご縁で、私は、講座のホームページを作る仕事を始めました。
そして、更に不思議なご縁で、初めて作ったのは、名古屋のバレエ教室のホームページでした。
その先生もまた、情熱に溢れ、子どもを本気で叱る先生でした。
それから数年。
たくさんの講師の方と一緒にお仕事をさせてもらいました。
色んなタイプの講師がいます。
ビジネス思考の講師。
売上重視の講師。
効率重視の講師。
一方で、技術も情熱もあるのに、うまく伝えられていなくて、他の講師さんに埋もれてしまっている…
そんな講座があることも知りました。
講座運営のフィールド感じた違和感
もしかしたら、私のバレエの先生も、時代が違って、今のWeb集客の時代に先生をなさっていたら・・・・
あんなに素晴らしい先生なのに、教室は満席だったかどうかは、分からないな・・・と感じました。
講師の方たちには、一人一人、違う個性があり、人生があり、お客様との関係性があります。
でも、このWeb集客の時代にはそんなの無視。
「徹底的にパクる」という手法を教えられ、フォロワー〇〇人を目指せ!と煽られ、
「月商7桁達成しました!」という文字が躍っています。
私が伝えたい、講座づくりの本質
私は、バレエの先生に、生き方を教えてもらいました。
講師というのは、受講生の人生を変える職業です。
なのに、数字を追いかけることに疲れて、個性を埋没されて・・・
そんな業界!!!!変えたい!
最近では、そんな想いが強くなってきたのです。
私の言ってることは、理想の夢物語でしょうか?
もちろん、講師の方に「自己犠牲」な生き方を提案している訳ではありません。
ちゃんと売り上げて欲しいですし、ちゃんと仕事として成立させてほしいです。
でも・・・
「受講生」の存在を無視した、売上、フォロワー数で講座の良し悪しが決まるような競争のような世界で、
数字「だけ」を追い求めるような感覚に落ちてしまうこの状況、、、、
どうしても嫌なんです!
一人一人にスポットを当て、
個性を見つけ、
それを表現することで、
どんな講師も、必要とするお客さんに見つけてもらえる。
そういう世界を実現したいです。
そうして、一人でも多くのお客様が、素敵な講師によって、人生が好転すればこんな嬉しいことはありません。
私の講座では、
・私らしさを見つける方法
・受講生の本音を知る方法
・そこからどうやって講座を作っていくのか
・心で繋がる集客の全体像
をお伝えしています。
通常、コンサルタントさんは、講座の「強み」「コンセプト」を決める際、
過去の経験則に基づく、これなら売れるだろうという「コンサルタントの目線」でアドバイスしてくださいます。
でも、私は、私の目線を採用していません。
私が見ているのは、常に受講生です。
だって、講座は、受講生と講師のものだからです。
どんな受講生が通っておられるのか、そこを無視して、コンセプト設計なんて、本来は出来ないはずなんです。
だから、私は、私のやり方を一人でも多くの方に知って欲しいと思っています。
コンサルさんについている方も、是非、ここだけは知ってください。
むしろ、コンサルさんにも、デザイナーさんにも、聞いて欲しいくらいです。
受講生と心で繋がるための講座運営。
数字だけ追って、疲弊しない世界。
個性がつたわる講師の世界。
一緒に作って欲しいです!
・講師は、受講生の人生に影響を与える存在
・数字や効率だけに振り回されると、本来の価値が埋もれてしまう
・受講生と心でつながる講座づくりが、これからの時代のスタンダード