「過去の自分」に発信するのがなぜ難しいのか

いとうさちです。

先日、わたしらしい講座運営の「肝」となる「商品設計(レッスン設計)」を中心にインスタライブで集客まわりのお話をさせていただきました。

リアル参加くださった方も、アーカイブ視聴くださった方も、その後、メッセージをいただいたり、ご質問やご相談をいただいたり、とても反響が大きかったです。

今回のブログでは、このライブ後にご質問いただいた件について、私なりの考えを整理し、お伝えしていければと思います。

ご質問いただいた内容

これから開業するので、お客様がいません。

モニターを依頼する人もいません。

過去の自分に向けて発信していこうと思うのですが、さちさんはどう思われますか?

よく、「過去の自分に向けて発信してみよう!」という話を聞きますよね。

これ、ビジネスではどうなのか?ということなのですが、「過去のあなたが手にとったものと同じ商品を売るなら、それでも大丈夫」だとは思います。

ですが、「熱量の高い発信を続けていく」という点、あと、「私らしさを見つける」という点では、ちょっと難易度が高いかなーとも感じます。

(これに正解はありません。あくまで私の意見ということで聞いてください)

ちょっとだけ私の考えの「前提」のお話をするのですが・・・

私は、ビジネスを長く幸せにやっていくには、「お客様と膝を突き合せたコミュニケーション」が、何よりも大事だと思っています。

昨今、コロナの影響で、オンラインレッスンが大流行。

SNSで集客することが「当たり前」の時代となりましたよね。

それと同時に、「画面の向こう」に人がいることを忘れる人も増えました。

手あたり次第ナンパしまくったり、同じメッセージを複数人に送りまくったり、受け取る側が顔をしかめてしまうような集客方法がまかりとおる世の中になってしまったんです。

ここで、ちょっと立ち止まって考えてみたいのですが・・・

面と向かって言えないのに、顔が見えないと言える言葉って何なんでしょうか?

面と向かってオススメできないのに、顔が見えないとオススメできる商品って一体・・・。

本当はそこに人がいて、その人を助けたり、幸せに導きたくて提供するサービスなのに・・・。

顔が見えないばかりに、「数字」に目が行き、「申込枠を埋める」という思考に陥り、「とにかく目標達成だ」と、だんだん心を忘れて疲弊していく。

あれ?

私こんなことやりたかったんだっけ?とふと我に返ったときの辛さ。

でもね、、、

これ、「そこに人がいる」だけで、心が全然変わるんですよ。

不思議ですよね。

「あの人」を想像するだけで、キーボードを打つ指もじんわり熱を帯び、この発信を読んで「あの人」が救われる状況を想像するだけで、ちょっと面倒な発信だって、頑張れたりする。

そこに人がいるだけで、満席にしなきゃ!売らなきゃ!という思考から、お客様を幸せにしよう!という思考に変る。

思えば思うほど、想いは募る。

思えば思うほど、情熱が湧いてくる。

恋愛と一緒ですね。

で、ちょっと前提の話が長くなっちゃいましたが、ここで、もともとのご質問である「過去の自分に向けて発信する」という内容に戻ります。

過去の自分に向けた発信で、この熱量、帯びますかね?

特に、開業初期というのは、発信しても発信しても反応ってなかなか得られないんです。

毎日ブログを書いても、毎日インスタ発信しても、なーんも変化なし・・・チーンということ、しょっちゅうです。

そのような状況で、「過去の私が喜ぶ顔を想像しながら」「発信を続ける」というのが、そこそこしんどいことだなーと個人的には感じています。

また、過去の自分には、「聞く」ということが出来ません。

だから、過去の自分に「強みを教えてもらう」ということが出来ないのです。

これが、たとえば、過去の自分と同じような人だったとしても、そこにリアルに人が存在するだけで、全然変わってきます。

リアルに得られたその感想や、喜びや、ご意見。

そういう「目の前の人の温度感や声」があなたに、力を与えてくれるんです。

それがたとえ「過去の自分と同じような人」だったとしても、です!

どうでしょうか?

もし良ければあなたのご意見も、聞かせてくださいね。

まとめ

ビジネスを長く幸せにやっていくには、「お客様と膝を突き合せたコミュニケーション」が、何よりも大事

過去の自分ではなく、そこに人が存在することで熱量のある発信ができる

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コトバの奥を感じ合える世界へ

メソッドクリエイター
いとうさち

<経歴>

・奈良女子大学文学部附属中高等学校
・関西大学総合情報学部 卒論は「遺伝的アルゴリズムの研究」プログラミング、アプリの活用まで。htmlを独学し、趣味でホームページを作ってブログを書いていた変な人。
・2004年三菱UFJインフォメーションテクノロジー入社、メガバンクやクレジットカード会社にてシステムエンジニアと勤務。業務改善の提案、システム設計、テストから運用まで、全フェーズに携わる。システム統合プロジェクト3か所。管理職、プロジェクトマネジメント、エンジニアの育成、会社の研修担当など。勤続15年。担当したプロジェクトが、日本初の仕組として日経新聞にも掲載された。
・2018年に同社を退職、個人事業主として独立
・2019年よりWebデザイン事業スタート。その後、受注1年待ちとなったタイミングで、プロデュース業、講師業へ転身。
・2023年よりクリラボ開講
・2024年2月、いとう家の結婚記念日に、株式会社さちらい設立 代表取締役に就任

<資格・認定>

・SUN Java認定資格(Sun Java Certificaton:SJC)
・国家資格:基本情報処理技術者
・国家資格:応用情報処理技術者
・国家資格:高度情報処理技術者
・「ネットで女性に売る」著者 谷本理恵子氏「女性マーケティングアドバイザー」認定

<スキル>

・言葉の奥に抱える魂の叫びを引き出す「聴く力」
・ぐちゃぐちゃで混沌とした状態を整理整頓し、現実化させるスキル
・ヒト・モノ・お金をよりよく循環させるプロジェクトマネジメント
・魂の奥を映し出す「写真撮影」
・その方のビジネスに一番合った形のマーケティングと仕組構築の提案
・商品、人間性が一番伝わる「セミナー台本」の作成と提案

<歩み>

1981奈良うまれ。
関西にて学生時代を過ごし、新卒入社をきっかけに上京。

メガバンクにて、
システム開発を担当。

当時から
開発ポリシーとして、
現場の声優先。

「現場を知る」という意味では
銀行本部の人間よりも熟知。
システムの
真の使い勝手を追求してきた。

長女の不登校、
次女の出産をきっかけに
2018年、脱サラ。
手作りティアラ教室を開講。

超ニッチなジャンル、
師匠の教室は目と鼻の先
という状況下で、
youtubeとSEOブログを
使って集客。

初回レッスンより満席、
高額コース販売、
イベントレッスンは人気で
追加日程など。

情熱を発信することで、
選んでいただけるという
幸せを噛みしめます。

ティアラ教室を素敵に魅せたい!
という目的で
デザインを学び始めたら、
デザインの面白さにドはまり。

先生業の仲間から、
デザインの依頼が続いたことで、
いつの間にか、デザインが本業に。

そこからの流れで
クライアントさまは
先生業の方が多いが
最近では、クリエイティブ職の方と
ご一緒することも増えてきた。

2024年で開業丸6年。

関わったお客様は、
のべ、250名さま以上。

ホームページ制作がクチコミ、
ご紹介で広がり、
受注1年待ちとなったタイミングで、
プロデュース業へ転身。

現在は、「その叫びをビジネスに」をキャッチフレーズに、言葉の奥を感じ合える、あたたかいビジネスの世界を目指し、日夜、奮闘中。