■教室のホームページに自宅住所を公開したくない
■違法状態は避けたい、でも、プライバシーを守りながら教室開業したい
■できるだけ費用はおさえたい
これから自宅教室をスタートし、Webで集客していきたい女性にとって最初のハードルになるのが「住所の公開」かと思います。
まだお子様が小さかったりすると、自宅の住所をWeb上に掲載するのってリスクが高く、躊躇してしまいますよね。
ホームページを作るときに、私もよく相談をいただきますし、私自身も小さな子どもを育てながら自宅で仕事をしているので、お気持ちは、とっても分かります。
ですが、法的な観点からお話すると、営業をするうえで住所を隠す行為は「違法」です。特定商取引法という法律があり、これに関する記載せずに販売や取引活動を行った場合、禁止命令や罰則の対象となる場合があります。
とはいえ・・・
「どこかに事務所を借りなきゃだめ?!そんなお金、今、準備するのは難しい・・・」という方が大半だと思います。
そんなあなたにご提案したいのが「住所を借りる」という選択肢です。
幸いにも、今は「個」の時代、個人で小さなビジネスをスタートする女性は多くいらっしゃいます。そういった方のために、「レンタル住所」「バーチャルオフィス」のサービスがたくさんあるのをご存知ですか?
リーズナブル、かつ、簡単な手続きだけで住所を借りることができます。私も使っています!
届いた郵便物も自宅に転送してくれるサービスもあったり、電話取次、会議室レンタルといったことが出来る業者さんもあります。
業者さんによって、サービスの詳細がちょっとずつ異なります。最初は、とりあえず住所だけ格安で借りたい方が多いと思うので、私が調べた中でお安いな~と思う業者さんを紹介しますね!
コスパ最高なバーチャルオフィス紹介
【京都】一般社団法人 和文化推進協会
年会費6,000円+月額500円で住所は京都。かなりお安いです。
【東京】青山の格安バーチャルオフィス【タピオカ】
初回登録手数料5,000円+月額470円で、東京青山の住所としては格安です。
【東京】バーチャルオフィスNAWABARI
年会費、入会金は0円、月額980円~ 東京の渋谷、目黒の住所を借りられます。初期費用を出来るだけ抑えたい人にとっては嬉しいお値段ですよね。
よくいただくご質問
私がホームページを制作している中で、お客様からよくいただくご質問とそれに対する回答を掲載しておきます。ちなみに、私は法的な専門家ではありません。ここに記載してある内容は、あくまで、私が個人的に調べたり、税理士に質問して得た答えです。ご自身の納税地における100%正しい見解が必要な場合は、管轄の税務署へお問合せください。
開業届の住所と特商法の住所が違っても問題ないですか?
問題ありません。開業届には、「納税地」と「事業所」2ヶ所記載する場所があります。通常、納税地欄にはご自宅の住所を記載します。事業所欄にレンタルした住所を記載すれば良いです。
自宅で対面レッスンを行っている場合に、教室の住所と異なる都道府県の住所と異なる住所では混乱しませんか?
ホームページのデザインを工夫してください。
・ご自宅で対面レッスンを行っている場合には、市区町村レベルや、最寄りの駅名などを、目立つ場所に書いておきましょう。その方が、教室を探している生徒さんに分かりやすいからです。
・レンタルした住所は「特定商取引法に関する表記」のページに記載しておけばOKなので、目立つ位置に掲載する必要はありません。
・また、レンタルした住所を掲載する際は、「画像」として処理することをおすすめします。検索でひっかかってこないようにするためです。例えば、奈良のお教室なのに、東京の青山の住所をレンタルしたとします。その場合、普通にテキストで掲載すると、グーグル検索で、青山の教室として検索結果に表示される可能性があるからです。
■小さなお教室であっても「お金をいただいてレッスンをする」という行為は、れっきとした商取引です。教室の住所を公開したくない場合には、法的にも問題なく、プライバシーの観点でも安全な「バーチャルオフィス」を利用して、健全な教室運営をしましょう!